オペ・アンプを使ったプリ・アンプの製作
回路はオペ・アンプを使っている為、とても簡単にしあげています。回路はネット上を検索すれ
ば、色々な所から得られると思います。電源はAC
アダプターを使います。ダイナミック・レンジ
を広くとりたい場合は + -
の電源が必要になりますので、小型のAC トランスや 小型の DC/DC
コンバーターなどが必要となりますし、電源の他
回路も簡単のなります。製作動機は、夏場 8本も
真空管の火が灯っているプリアンプから出る熱対策の為に夏場専用に熱の発生の少ないプリをと思
い製作にあたりました。勿論 安価であることが 第一条件でもあります。
IC は 4580 を 4つ、 内訳は プリ・アンプ部が
2つ、REC OUT 部 1つ、そして基準電圧を作る回路
に 1つの IC を使います。合計 プリのみで 8 ピン DIP
を 4つ使います。
オプションとして、RIAA を含めます。キットで \ 1500
円 ほどで入手出来る基板 キットが売られて
いますので安易な気持からこれを利用するとします。
RIAA 回路は ユニエル電子のEX-316を使います。上位クラスの2電源方式の物の方がダイナミック・
レンジを高く取れますが、電源が大きくなり安価で製作すると言う訳にはいかなくなりますので、1
電源 方式にしました。勿論 デイスクリートで回路を組んでも、より安価に製作は出来ます。OP AMP
IC 一つで製作は可能です。電源は +12 V の AC アダプターを使います。
3 端子 レギュレータ─で 5Vを作り DC/DC コンバーターで + - の 15Vを得る事も出来ますし、小さい
トランス ( 600 円程度)で、これらの電圧を得ることも出来ます。
LED は 向って右端ですあスイッチの真上についていると思います。秋葉原の瀬田無線で、150円の
緑色のLED ソケット付きを購入して お向かいの、半導体屋さんで 今 話題の 青色 LED 150円を入れ
代えたものです。9Vで使いますが明るいので 500オーム程度(以上)をシリーズに入れて下さい。
内部の 大まかな 内訳は、ケース タカチの1000円 程度の小型な アルミケースの中に 3枚の小型
基板を入れるとします。全面から見える様に 左2個の ボリュームは トーン回路 黄色いつまみは
入力制限用の ポテンショメーターです。小さな緑色のツマミが切り替えスイッチです。
後面には phono 入力端子、ライン 2 系統、そして REC OUT 1系統 と出力端子が出ています。とても
小さい箱で、170mm X 130mm X 40mm の大きさです。供給電源は市販されている、+12 V のAC アダプ
ターです。
現在は、ネジ面を下にして上下逆さまになっています。このケースの場合は黒い面が下になります。
両脇には サイド ウッドを付ける予定です。下に内部全景を見ることが出来ます、とてもガラ─ンとして
います。左から、RIAA 、 アンプ部、そして 3 端子レギュウレ─ターです。コンデンサーはふんだんに
使って下さい。私は 1000 uF を入れてあります、もっと多いか、お好きなメーカーの物を使う事を
お勧め致します。
RCA 端子類は金メッキですが、単価 150円のプラスチックに固定された物を瀬田無線で見つけました
のでそれを使いました。高価に見える物でも240円から300円程度で他の店で入手出来ますが、
数が多いので、なるべく安価で良い物を歩いて探して下さい。ここで一番高価な端子はフォノの金メッキ
のアース端子です。つまみ類、ボリューム類はラジオセンターの2階で探しました。ここは 下手をすると
簡単に5000円を越してしまうので注意が必要です。余裕を持ったら神経質になる必要はありません。
回路 及び 簡易英文説明は こちらを参照して下さい。
また、RIAA 部は こちらを参考にして下さい。
簡単なプリアンプの製作 2005年 9月 4 日 ラガルトさん